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ザルコン

事業分野
法面事業
カテゴリ
斜面崩壊抑制・抑止工事
工種
モルタル・コンクリート吹付工
分類
透水性コンクリート吹付工

特徴

ザルコンとは、 現場で混練りした材料をモルタル・コンクリート吹付機で吹付けることにより透水性コンクリートを造成する技術で、『ザル』のように水を通すコンクリートである。ダム湛水のり面、道路のり面、河川護岸の堤外地のり面など水の影響により変状を受けやすい箇所などに適するのり面保護工である。 


① ザルコンは吹付部背面の地山が浸食されないため、モルタル吹付工などの密閉型のり面保護工に比べ、維持管理を含めたライフサイクルコストで安価となる。 
② ザルコンはモルタル吹付工に比べ、単位セメント量が約 70%、単位水量が約 40%と非常に使用量が少なく、 またビニロン短繊維を混入していることから、硬化収縮・乾燥収縮によるひび割れの発生を著しく低減できる。 
③ ザルコンは混入したビニロン短繊維による補強効果により曲げ・引張り靭性に優れている。 
④ ザルコンの空隙径は 1mm 程度で、15%以上の連続空隙を有しているため、植物根系の伸長が可能である。植生が十分に可能な立地条件(地山状態、降水量、勾配、地中からの水分供給)であれば、草本植物を用いた緑化は可能である。 
⑤ ザルコンの吹付表面は小さな凹凸に富むため、コケや地被植物による修景緑化が図れる。

対応箇所

道路事業
    ①  のり面保護工(従来のモルタル・コンクリート吹付工適用箇所)
    ②  のり面保護工(植生工の緑化基礎)
    ③  道路側溝および小段排水溝(流水部に有孔管を布設し、その周辺部の間詰めに適用)
    ④  斜面沢部の水路を兼ねたのり面保護工                                         

           

                 道路のり面 模式図

  道路のり面工 事例(吹付法枠工の枠内にザルコンを施工した。)

河川・砂防事業  
  ①  河川のり覆護岸工
  ②  砂防ダム堤体周辺ののり面保護工
  ③  急傾斜地ののり面保護工    

 

                河川のり覆護岸工 事例                      

ダム・ため池事業
  ①  ダム湛水のり面保護工
  ②  ため池堤体のり面保護工

                                   

  
                  ダム湛水のり面保護工 事例

  
                湛水のり面 模式図

ザルコンの性能


   ●圧縮強度:σ≧12N/mm2
   ●透水係数:k≧1×10-1cm/s(中位の砂~礫相当) 

利点

①背面土粒子の吸出しを伴わず地下水のみをスムースに排水する。  

②植生工の併用により早期に動植物の生息空間が確保される。 など安定性の向上、永続性の確保、維持管理の軽減が図れ、周辺環境との調和を図ることができる。

施工事例

施工手順

①法面清掃工

②金網張り工
 
③ザルコン吹付工