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工法概要データ

事業分野 法面事業
カテゴリ 緑化工法
工種 植生工法
分類 表土利用工

工法の特徴

 つちプラス工法は,生育基盤材に表土(種子潜在表土,表土シードバンクともいう)を10%程度混合することにより,埋土種子から植生を回復させる表土利用工です。

 つちプラス工法は,現地採取表土のみによる自然回復を基本としますが,施工法のバリエーションとして在来種の播種工の併用により最低限の初期緑化目標を定めることで緑化の確実性を高め,表土利用工の短所である緑量不足や,帰化植物,畑地雑草,クズなどの植生回復上有害な植物の繁茂による植生遷移の停滞リスクを軽減し,植生回復を促進させることもできます。

工法の対応箇所

土工指針「森林表土利用工」に準じます。

  • 粘性土は土壌硬度23mm以下
  • 砂質土は土壌硬度27mm以下
  • 1:0.8より緩勾配

この工法の利点

  1. 現地採取表土とオルガソイル(バーク堆肥とピートモスの混合資材)を組み合わせることにより,高い保水性と保肥性を持続させ,埋土種子の発芽・生育を促進することができます。
  2. つなぎ材として天然繊維のヤシ繊維(レミファイバー),侵食防止材としてセメント系侵食防止材(レミコントロール)を混合することにより,施工後に植被率が低い状態が続いても高い耐侵食性を持続することができます。

施工手順

  • 手順1 法面清掃工
  • 手順2 金網張工
  • 手順3 吹付工

施工後の植生推移

①神奈川県1
②神奈川県2


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