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工法概要データ

事業分野 ロック事業
カテゴリ 爆砕工事
工種 小規模岩掘削
分類 岩盤破砕

工法の特徴

平坦な面に対し複数列の穴を穿孔し、保安物件に対する振動規制に対し装薬量の調整及び段発電気雷管による分割発破により発破振動の抑制が容易に行える岩盤破砕工法である。

岩盤破砕(盤打ち発破)
岩盤破砕(盤打ち発破)

工法の対応箇所

道路工事や小規模な造成工事などに用いる。

この工法の利点

大型重機による二次掘削を行うため岩盤を緩める程度の発破効果でよく、防爆シ-トによる直接防護が可能であり飛石防止処置がおこなえる。

破砕した時の岩の移動も小さいので音のエネルギ-放出が少なく、発破時に発生する騒音や低周波も小さくなる。

(段発電気雷管の種類)

【 DS電気雷管 】
  • DS電気雷管は瞬発電気雷管に延時装置を取り付けたもので、雷管を一定の時間をおいて起爆するように設計されたものです。
  • 段発発破を行えば高能率の発破が可能です。
  • 延時間隔は0.25秒を標準とします。
【 MS電気雷管 】
  • MS電気雷管の延時間隔を数10ミリセコンド(1ミリセコンドは1/1000秒)の極めて短い間隔としたのがMS電気雷管です。
  • 発破振動及び発破音が小く、岩石は細かく破砕され、発破効果が良いなどの特徴を持っています。
  • 一般に延時間隔は25ミリセコンドのものが使用されています。

(多段式発破器) 

  • DS段発電気雷管2段~20段、19段発を1回路とし、10回路までを最適な点火秒差で10回路使用可能な多段式発破器による点火をおこない発破時間短縮と施工効率の改善を図る。
  • 多段式発破を25msでセットし、点火スイッチを入れると1回路目は0秒で回路に通電され、10回路には0.225秒で通電が完了し全ての雷管の延時薬が燃焼している。
  • 通電完了後に1回路のDS2段が0.25秒後に発火して起爆するので断線は発生しない。
  • 多段式発破器の使用により最大190孔が点火後に約8秒で完了する。

施工手順

  1. 作業準備
    穿孔位置のマ-キング ・ クロ-ラドリルの移動
  2. 穿孔
    穿孔位置へガイドセルの設置・穿孔・孔長、本数の確認
  3. 装薬
    火薬類の受入れ・親ダイの作成・火薬類の切羽への搬入・親ダイの配置・増ダイ(ANFO)の装薬・砕石又はくり粉の込物タンピング
  4. 結線
    直列に結線する・結線本数の確認・結線完了後、光電池による導通確認・結線部をテ-プまたはプロタイトによる養生
  5. 発破
    発破10分前より警戒・場内作業員の退避・発破10・5・1分前放送、警戒、秒読み・定刻に点火
  6. 発破終了
    発破終了後切羽の点検・発破警戒の解除・切羽の片付

TGG 高松コンストラクショングループ