TECHNOLOGY <<事業案内に戻る

クモの巣ネット工法は、防食加工した高強度ネットとプレート及び補強材等の組み合わせにより、比較的小規模のすべりを抑止する脱コンクリート法面保護工法です。

設計思想

クモの巣ネット工法は、法面全体の安定については補強工で抵抗し、地山補強土工等で計画された補強材間の中抜け（すり抜け）のすべり力を法面表面に張った高強度ネットの引張り力で抵抗します。また、その抵抗力の有効範囲は、クモ用プレートと高強度ネットの交点数が有効となります。

高強度ネットの規格

• 小崩壊の可能性がある自然斜面および切土法面ほか

1. 高強度ネットの使用により、崩壊土塊の中抜けを防止します。
2. コンクリート構造物を使用しないため、法面全体に緑化工等が併用できます。
3. 破棄物がほとんど発生しない、環境に優しい工法です。
4. のり面上での鉄筋組立やコンクリート打設等が不要なため、工期短縮、コスト縮減が可能です。
5. 地山に凹凸がある場合でも、ざぶとん裏込工法によりクモ用プレートが地山に密着できます。