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工法名
パワーネット工法
工法概要データ
事業分野 | 法面事業 |
カテゴリ | 落石対策・補修・調査 |
工種 | 法面維持補修工法 |
分類 | 高強度ネット工 |
工法の特徴
パワーネット工法は、補強工として脆弱化した表層の安定を図るとともに、部分的な局部崩壊(中抜け)も同時に抑止できる工法です。
パワーネット工法に表面保護を主目的とする吹付工による補修工を併用することによって、「網目からの小塊落下防止」「風化・侵食の抑制」「施工時の安全性の確保」等の効果を発揮し、老朽化した既設吹付法面を改修します。
補修工の方法や種類は多岐にわたり、施工目的に合致した吹付工法を選定します。吹付工法には、モルタル吹付をはじめ、ポリマーモルタル吹付、繊維補強モルタル吹付、ニュージャストショット工法等の様々な種類があります。
・建設技術審査証明(砂防技術)第1401号
・NETISプラス:AC-150011-P
工法の対応箇所
想定すべり層厚1.5m以下を標準とした崩壊に対応します。
補強材の長さは、地盤状況に応じて設計します。
この工法の利点
- コンクリート構造物に比べCO2排出量が大幅に減り、環境負荷が低減します。
- 柔構造のネットなので、地震や凍上隆起などによる地山の歪みに対して追随し、耐震性・耐凍上性に優れています。
- 材料の多くは二次製品であり、安定した品質が確保でき、吹付枠工に比べ、施工管理項目が軽減します。
- 二次製品が多いため、作業工種が少なく、気象の影響を受けにくいので、工期の大幅な短縮が可能です。
施工手順
施工手順例
① 補修工(吹付工)
- 法面清掃
- 金網張り工
- 吹付工
② 補強工(パワーネット工)
- 資材運搬工
- ネイル設置工(削孔・注入)
- 高強度ネット張工
- 締付工