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　クモの巣ネット工法は、防食加工した高強度ネットとプレート及び補強材等の組み合わせにより、比較的小規模のすべりを抑止する脱コンクリート法面保護工法です。

　クモの巣ネット工法に表面保護を主目的とする吹付工による補修工を併用することによって、「網目からの小塊落下防止」「風化・侵食の抑制」「施工時の安全性の確保」等の効果を発揮し、老朽化した既設吹付法面を改修します。

　補修工の方法や種類は多岐にわたり、施工目的に合致した吹付工法を選定します。

吹付工法には、モルタル吹付をはじめ、ポリマーモルタル吹付、繊維補強モルタル吹付、ニュージャストショット工法等の様々な種類があります。

想定すべり層厚3.0m以下を標準とした崩壊に対応します。

補強材の長さは、地盤状況に応じて設計します。

1. 高強度ネットの使用により、崩壊土塊の中抜けを防止します。
2. 破棄物がほとんど発生しない、環境に優しい工法です。
   
3. のり面上での鉄筋組立やコンクリート打設等が不要なため、工期短縮、コスト縮減が可能です。
4. 地山に凹凸がある場合でも、ざぶとん裏込工法によりクモ用プレートが地山に密着できます。