事業分野から探す

早期発芽力検定法

事業分野
法面事業
カテゴリ
環境緑化工事
工種
関連技術・資材
分類
種子の発芽率検定

特徴

○木本植物種子の品質を休眠の有無にかかわらず、1週間前後で検定できる技術です。

  木本種子は休眠性をもつものが多く、従来の発芽試験だと結果がでるまでに数ヵ月、長くて数年かかっていました。日本樹木種子研究所では、種子の構造や特性に着目し発芽しやすく加工、播種することにより、短期間で発芽能力のある種子の割合を推定することができる、この早期発芽力検定法を開発しました。

○検定結果は従来の発芽試験(発芽率)との相関が高く、信頼性の高い方法です。

 播種工でも特に地元や地域で採取された種子や、国内産在来種子を用いた自然回復緑化に種子を使用する場合、施工事前に短時間で品質検定を行うことができ、より精度の高い種子配合設計が可能です。日本樹木種子研究所は早期発芽力検定法を種子の品質管理や貯蔵技術の開発に応用し、品質の確かな国内産在来種子の供給をサポートしています。また、早期発芽力検定法を用いた種子の活力検定を受託しています。

対応箇所

木本植物種子 約220種

利点

  1. 木本植物種子の発芽率を1週間前後の短期間で検定できます(従来の発芽試験は数ヵ月、長くて数年かかる)。 
  2. 従来法の発芽試験(発芽率)との相関が高く、短期間で発芽試験と同等の結果を得ることができます。  
  3. 施工事前に短期間で品質検定できるので、より精度の高い播種工が実現できます。  
  4. 地元や地域で採取された種子や、国内産在来種子を用いた自然回復緑化における品質検定に最適です。 
  5. 木本種子の品質検定を受託しており、種子品質証明書を発行します。  
  6. RSセンター(種子貯蔵施設)で貯蔵されている木本種子の品質管理や貯蔵技術をサポートしています。

施工事例

施工手順

手順1 置床処理(種皮除去、種皮の薄層化、種子組織の切断など)
手順2 発芽促進処理(植物ホルモンや発芽促進物質の添加、酸素置換など)
手順3 置床(1週間前後)
手順4 調査観察

発芽試験・テトラゾリウム試験・早期発芽力検定法の比較

  • 木本植物種子の場合
試験方法発芽試験テトラゾリウム試験早期発芽力検定法
試験期間2~3ヵ月以上2日間1週間前後
得られる結果発芽率 種子の生死 早期発芽力検定値
(発芽能力を保有している種子の割合)
難易度容易 やや困難 困難(技術を要する) 
備考種子が休眠していたり,カビ発生した場合は結果が不正確になる。反応の判定基準に個人差があると結果が不正確になる。また,発芽能力がなくても種子が生きていればカウントされる。発芽できる種子の割合を短期間で正確に測定できるので,施工前に行った検査結果を用いて種子配合設計することができる。 


早期発芽力検定値と発芽率の相関関係

  • 早期発芽力検定値は発芽率との相関が極めて高いので,緑化工事の種子配合設計における発芽率として用いることができます。


従来法と早期発芽力検定法の比較













日本樹木種子研究所

  • 種子の品質検定状況












平成22年度 日本緑化工学会賞(技術賞)を受賞しました

  • 受賞テーマ 「在来木本植物種子の早期発芽能力検定方法」
  • 受賞者 東興ジオテック(株)日本樹木種子研究所