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工法概要データ

事業分野 法面事業
カテゴリ 落石対策・補修・調査
工種 法面維持補修工法
分類 老朽化吹付法面対策工
低炭素型工法
NETIS
  • 登録No.:CB-130011-VR(NETIS登録掲載期間終了)

工法の特徴

老朽化した吹付モルタル面をはつり取ることなく、補強鉄筋工、高品質モルタル吹付工、空洞充填注入工などの技術を組み合わせて補
修・補強してリニューアルする工法です。地山の風化深さに応じて、補強鉄筋タイプ、ロックボルトタイプ(風化深さ1~3m程度まで)を選定します。

「老朽化モルタル・コンクリートのはつり作業が不要」
  • ・産業廃棄物を発生させない、環境に配慮したリニューアル技術です。
「地山と新旧モルタル・コンクリートを一体化」
  • ・フレームワッシャーとファスナーボルトを用いて、より安定した法面にリニューアルします。
「地山の状態に応じた豊富なバリエーション」
  • ・地山背面の風化深さに応じてSタイプ、Lタイプ、Rタイプを選定し、空洞がある場合は充填注入(G)をおこないます。
「2種類の短繊維を配合した高品質モルタル」
  • ・ポリプロピレンとポリエステル短繊維の相乗効果によって、曲げ強度、曲げタフネスおよび耐久性が大幅に向上します。
「施工後のひび割れの発生を抑制」
  • ・フレームワッシャーと高品質モルタルの相乗効果によってクラックの発生を抑制します。

工法の対応箇所

  • ・Sタイプ、Lタイプは、地すべりや表層崩壊の兆候はなく、モルタル吹付のみで長年の間安定を保っていた既設法面に対応します。
  • ・Rタイプは、既設吹付面の背面地山の風化深さが1~3m程度あり、不安定化しているのり面に対応します。
  • ・長期間の供用により、モルタル吹付面に亀裂が発生していたり、空洞化現象やモルタル片の剥離などが発生し、何らかの延命化対策や補修工法が必要なのり面に対応します。

この工法の利点

  • ・老朽化したモルタル吹付のり面をはつり取らずに補強・補修する工法なので、建設廃棄物の排出が抑えられます。
  • ・はつり作業がないので、安全であり、仮設防護柵が不要なので、工期短縮ができます。
  • ・老朽化した補修のり面に補強鉄筋等を打設し、フレームワッシャーを補強鉄筋の頭部に設置して、繊維補強モルタルを吹き付けるので、地山と既設吹付と新規モルタル吹付の一体化がはかられ、新規吹付のはく離・はく落を防ぐことができます。
  • ・打設した補強鉄筋の頭部にフレームワッシャーを連結することにより、空洞充填注入による既設吹付の浮き上がりを抑えることができます。
  • ・フレームワッシャーを設置後に繊維補強モルタル吹付を施工するので、構造的に強くなり、新規吹付にかかる負荷に対し施工前より大きな荷重まで対応が可能となります。

施工手順

【トーコンプラスSタイプ、Lタイプ、Rタイプ】

  1. 準備工
  2. 高水圧洗浄工
  3. 位置出し
  4. 補強鉄筋打設工
  5. フレームワッシャー設置工
  6. ファスナーボルト打設工
  7. 水抜孔設置工
  8. 繊維補強モルタル吹付工
  9. 後片付け工

【トーコンプラスSGタイプ、LGタイプ、RGタイプ】

①準備工

②高水圧洗浄工
②高水圧洗浄工
③位置出し
③位置出し
④補強鉄筋打設工
④補強鉄筋打設工
⑤フレームワッシャー設置工
⑤フレームワッシャー設置工
⑥ファスナーボルト打設工
⑥ファスナーボルト打設工
⑦水抜孔設置工
⑦水抜孔設置工
⑧注入孔設置工
⑧注入孔設置工
⑨繊維補強モルタル吹付工
⑨繊維補強モルタル吹付工
⑩空洞充填注入工
⑩空洞充填注入工

⑪後片付け工

これらの写真は2015年12月以前に施工したものです。

施工事例


TGG 高松コンストラクショングループ