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工法名
低振動蒸気破砕薬剤工法(ガンサイザー)
工法概要データ
工法の特徴
岩石・岩盤・コンクリート等を薬剤の熱分解(金属酸化還元剤反応)時に発生する水蒸気圧により低振動状態で破砕する。熱分解されたガスの圧力は装填孔孔壁に作用し、装填孔の半径方向に圧縮応力が発生し、これと直交する方向に引張応力が発生する。この結果、引張応力が破砕対象物の引張強度以上になった時に亀裂が発生するとともに続いて破砕に至る。

工法の対応箇所
道路工事・造成工事・コンクリート基礎など
この工法の利点
火薬類取締法の提供は受けない。
爆薬のような衝撃波は発生せず、発破工と比較して騒音は10~20dB振動は25~50%低減でき破砕効果も早く周辺への影響の少ない破砕ができる。
施工手順
- 作業手順
穿孔位置のマーキング - 穿孔
孔長・本数の確認、全油圧クローラドリルにて穿孔 - 装薬
破砕薬剤に着火具の取付・装填、湿潤砂・砕石などでステミングをおこなう。 - 結線
着火具リード線の接続 - 結線確認
専用抵抗器測定器 - 養生
鉄砲現象による被災防止目的(防爆シートなど) - 着火
イグナイタへの着火 - 破砕終了
一次破砕完了