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工法名
原風景緑化工法
工法概要データ
工法の特徴
国内産の在来草本種子を吹付けして法面を急速緑化する工法の総称で、地域生態系と生物多様性に配慮した全面緑化を実現します。
イネ科外来牧草類と変わらないスピーディーな緑化が可能で、日本の原風景(草原)を思い起こさせる景観を形成できます。
現在、法面緑化で使用されている在来種子のほとんどは、外国から輸入された外来種で「外国産在来種」と呼ばれています。外国産在来種は、もともと国内に生育している固有種との交雑による遺伝的攪乱を引き起こしたり、意図しない外来種の種子が混入していることによる生態系の攪乱などの危険性が指摘されており、2023-2030生物多様性国家戦略の行動計画において「使用しないものとする」と明記されました。
国内産の在来草本種子は、これまで当社が培ってきた在来木本種子の貯蔵管理技術である早期発芽力検定法と種子貯蔵技術を応用し、RSセンター(種子専用貯蔵施設)で保管・管理しています。
種子を現場に出荷する際は、種子配合設計に基づいて種子を一施工単位で正確に計量・袋詰した製品をお届けします。
工法の対応箇所
・草本植物種子 (ススキ、チカラシバ、カゼクサ、エノコログサ、イタドリなど)
・適用現場の諸条件に合致した使用植物と緑化工法を選定して、施工します。
この工法の利点
- 外国産在来種を使用しないことで、地域生態系と生物多様性に配慮した法面緑化が可能です。
2. 外来イネ科牧草類を使用しないので、法面が野生シカなどの餌場となるリスクを大きく低減できます。