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工法名
エポコラム工法(籠式複合相対撹拌工法)
工法概要データ
- ■登録No.:技審証第2206号
- ■登録No.:KT-980205-VE(NETIS登録掲載期間終了)
- ■登録No.:0223
工法の特徴
エポコラム工法とは、複合相対攪拌翼を正・逆回転貫入させながら改良材スラリーを低圧で噴射し、原土と相対強制混合する工法です。複合相対攪拌翼は籠状の外翼と中翼が相対に回転するため土壌と固化材とを強制的に「練り込み」三次元的な撹拌性能を有し、均一で良好なコラムを築造することができます。
工法の対応箇所
- ・安定した品質を要する構造物基礎(建設技術審査証明を保有)に適しています。
- ・礫、玉石(混入率30%以下)などが地中に分布する硬質地盤で施工が可能です。
- ・対象となる改良面積が大きな底盤改良などに適しています(大口径改良)。
- ・低速回転・籠状翼により周辺地盤への影響が小さく構造物などの近接施工が可能です。
施工状況 | 攪拌翼 |
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この工法の利点
- 大口径の改良コラム
最大1,600mmまでの大口径改良が可能となります。 - 良質なコラムの築造
3次元的な攪拌により高品質改良が可能となり、従来の水平羽根翼に対して、籠状の外・中・芯翼と削孔ヘッドの全てが各々相対的に回転する複合相対攪拌翼を用いて、「共廻り現象」「つれ廻り現象」を防止するとともに「練り込み作用」を発生させ、翼間の土壌が対流することで3次元的な攪拌を行い、良質なコラムの築造が可能となります。 - 硬質地盤の削孔が可能であり幅広い適応性があります。
低速回転・高トルクで攪拌を行い、且つ外翼・中翼羽根の両端部が回転軸に固定されている為、礫・転石層や硬質地盤への貫入・攪拌が可能となり、適用地盤の広範囲化によって、施工目的の多様化につながります。 - 優れた経済性
エポコラム工法は、高品質の改良撹拌機能により改良コラムの大口径化が可能となりました。これにより施工本数を大幅に削減でき、従来工法と比較して安価な地盤改良が可能となります。 - 地盤変位の低減
施工時の攪拌が低速回転かつ攪拌翼の形状が籠状であることから、翼中の土壌を抱え込み撒き出しが無いため削孔時に外周地盤を押圧せず、周辺地盤への有害な変位が少なくなります。
施工手順

出典:エポコラム協会 設計施工マニュアル
最大施工長
- 単軸標準施工 22.0m以下
- 単軸継打ち施工 50.0m以下
- 二軸施工 20.0m以下
適用地盤
撹拌径および土質に基づき、判定いたしますのでお問い合わせ下さい。