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施工実績詳細データ

事業分野 法面事業
都道府県 三重県
施工場所 三重県三重郡菰野町音羽
発注者 中日本高速道路株式会社
施工年月 2015年10月 ~2019年1月
採用工法 鉄筋挿入工
フリーフレーム工法
横ボーリング

施工内容

【施工工種】

吹付のり枠工、切土補強土工、水抜きボーリング工

【課題】

・法面延長の長い広大な施工範囲を切土完了後、順次法面保護工を実施する計画で、遅延のない工程管理と迅速なプラント仮設移動が求められた。

・現場周辺は茶畑が隣接しており、セメント粉塵の飛散対策など周辺環境への配慮が求められた。

・切土法面は扇状地堆積物の砂礫層と固結シルト層が広範囲に出現し、層境から多量の湧水が発生するため、効率的・効果的な湧水・水抜き対策工が求められた。

【解決策】

・減算計量型のミニサイロ(6.5t)を採用し、「セメント投入作業員の削減」「セメント粉塵の低減」「4tトラックによる効率的なプラント移動」を図った。

・湧水・水抜き対策工として、打込み型鋼製水抜きパイプ(ハーフパイプ)L=5.0mを採用し、切土補強土工用のバックホウドリルを削孔機として活用することによって効率的に施工した。

・孔壁崩壊が発生する砂礫層に対しても打込み可能なハーフパイプを使用することによって、確実で効果的な水抜き排水工を施工した。

【写真】

「完成(本線法面)」


「完成(渓岸部-本線交差部)」


「吹付プラント設置状況(ミニサイロ)」


「水抜きボーリング工(打込み型鋼製水抜きパイプ)」


採用工法

鉄筋挿入工

地山を削孔し、比較的短い棒状補強材(モルタルまたはセメントミルク内に鉄筋等の芯材を設置したもの)を多数挿入することにより、


地山と補強材の相互作用によって法面崩壊を抑止する工法です。

フリーフレーム工法

フリーフレーム工法は、合理的な金網型枠の特性と吹付工法の特徴を生かして、切土のり面・自然斜面などに連続した枠を造成する工法です。

横ボーリング

横ボーリング工は、水平よりやや上向きに削孔したボーリング孔にストレーナ加工した管を挿入して、地下水を排除することにより、すべり面に働く間隙水圧の低減や地すべり土塊の含水比を低下させる工法です。

TGG 高松コンストラクショングループ