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工法名
杭基礎耐震補強工法(CPR工法)
工法概要データ
工法の特徴
CPR工法(Confining Pile Reinforcement Method)は、構造物を地下で支えている複数の杭を補強体により一体化して二層のラーメン構造とすることで、地震による水平荷重に強い基礎構造体を構築するという、全く新しい形式の耐震補強工法です。
地盤改良による補強体は、杭周辺地盤の一部分に恒久性の材料(セメント系)を注入し、杭を板状に包み込むように構築します。

工法の対応箇所
この工法の利点
杭基礎耐震補強工法「CPR工法」は、従来の工法に対して、低コスト、短工期を実現するとともに、都市部などに多い限定されたスペースでの施工を可能にしました。また、振動を抑制する効果も高いため、周辺環境に対する影響を低減することができます(下図参照)。
□ 従来工法との比較例
CPR工法 | 増し杭工法 | |
施工機 | 小型 | 大型 |
フーチング拡幅 | 不要 | 必要 |
敷 地 | 狭くても可能 | 一定の広さが必要 |
振 動 | 小さい | 大きい |
工 期 | 70 | 100 |
コスト | 80 | 100 |
※工期、コストは「増し杭工法」を100とした時の値